top of page
光のエニグマ
冬の午後の平均律
冬回廊
光のエニグマ
風渡ル組曲
写真を通して「日常のとなりにある、非日常の美しさ」を見出したい。
作品を制作するにあたっての私のテーマを一言で表現するとすれば、そのようになります。
この『風渡ル組曲』では、主に自然の花々や草木を題材としながら、被写体の背後に隠された超現実的な美の世界を追求しています。それはまた、生命がその奥深くに秘める輝きや再生の息吹へのオマージュでもあります。
刻々と移り変わる陽の光や草原を吹き渡る風を前にしたとき、人の胸中に去来する色鮮やかな感覚。まるで喉を伝って落ちる冷たい湧き水のようにリアルに感じ取れる何ものか。
それらのものこそが、私が写真によってすくい取り、叶うならばそっくりそのまま誰かの手に手渡したいと願う一瞬であり、同時に、繰り返しシャッターを切らせる衝動の源なのです。
《発表歴》
2012年 写真展「風渡ル組曲」珈琲楓舎(風花画廊内)(福島県福島市)
2012年 写真展「風渡ル組曲」Kalos Gallery(宮城県仙台市)
bottom of page